今、話題沸騰中!ヘックマン教授の研究(非認知能力)

非認知能力

今回は最近よく耳にする「非認知能力」について説明していきます!

ライター紹介:みんと

3児の母。大学では児童学を専攻。幼稚園、小学校の教員免許を持っています。これまで、子どもたちに試した通信教育、塾は数えきれないほど。実体化を元に、このサイトを執筆しています。通塾せずに通信教育のみで私立小学校受験に合格しています。

まずはざっくり!非認知能力とは!?

一言で言うとIQのように目に見えるものではなく、目に見えない能力のこと、です。

この非認知能力はノーベル経済学賞を受賞した ジェームズ・ヘックマン教授によって唱えられました。

また注目するべきは「5歳までの教育で人生が決まる」とも発言している点です。

具体的には、(経済力など)資源の制約、情報量と社会的な期待、両親の情報と期待、そして本人の選好、という4つの要因から影響を受けるのが<非認知能力>と言われています。

幼児期の教育投資の重要性

実際に私たちが我が子を育てる上で気に留めるべき点は?

ここでは、<教育投資>という言葉がキーワードになります。

へックマンは、就学前の子どもたちを対象とした教育投資に関する研究を行いました。

その結果、就学前の教育に力を入れ、子どもの潜在能力を伸ばすことが、後の人生に大きな影響を与えるという研究結果を発表しています。

生活の質の向上や、経済的な成功には幼少期の教育投資が重要であり、脳を発達させて忍耐力や計画力を育むことが必要、なんですね。

実際に40歳になったときの年収も、教育投資をしたか否かで大きく変わると言われています。

また、過去に行われた若年層の失業者を対象とした教育投資に関する研究では、失業後に受けた教育プログラムはそれほど大きな効果が得られないという結果が出ました。

つまり、3歳から4歳にかけて適切な教育が行われなかった子どもは、その後の学習効果が低下し、教育投資の効果が少なくなると考えています。

そのため、大人になって失敗してしまう前に、子どもの頃から適切な教育を行うことが大切なんですね。

幼児期の教育投資って何をするの?

育児の現場で具体的な方法を何個か挙げてみますね!

絵本の読み聞かせ

幼児期に適切な教育をする必要性は以前の記事でも紹介させていただきました。

「絵本の読み聞かせ」は親子のコミュニケーションを築く上でもおすすめです!!

 

自己肯定感を高める言葉がけ

例えば…「いいね!」「すごい!」「上手〜!」などなど。

今やっていることを褒められたら、大人でもうれしいですよね。
前向きな声掛けで、お子さんの心をどんどん育んでいってあげてくださいね!

遊びに夢中にさせる

好きな遊びをとことんさせることが必要です。

よく、子どもが集中しているときに声をかけないほうがいいと言われていますよね。

集中力がプツンと切れてしまうからです。
もし、黙々と遊びに集中しているのなら、用事があっても少し待ってあげましょう。

また、外遊びをどんどんさせてあげることも大切です。

外遊びの際に出た言葉は心からの言葉と言われています。

「わあ!きれいだね」「つめたいね」こんな風に出た言葉は、心も育むと言われています。

言語能力も、運動神経も発達するので、ぜひたくさん遊ばせてあげてくださいね^^

まだまだありますが…
まずは出来ることから試してみてください!

友達との関わりも積極的に!

友達との関わり合いを増やすことも、非認知能力向上のポイントです。

同年代の友達との関わりも積極的にさせてあげてください!

「お友達とのトラブルが…」と心配される方もいるかもしれませんが、それも貴重な経験なのです。

小さい頃にたくさん友達とのぶつかり合いを経験しないまま大人になってしまうと、問題を解決する能力がなく、挫折を乗り越えられなくなってしまいます。

「友達におもちゃを貸してあげること」「友達とケンカしたこと」「ゆずれない気持ち」など、それは子どもの心の根っこを育ててくれます。

「トラブルになるから…」と尻込みせず、どんどん外の世界に連れて行ってあげてくださいね!

まとめ:小さい頃の「愛情投資」が将来「幸せ」となってお子さんに返ってきます!

ヘックマンの研究である「非認知能力」は教育投資とイコールと言っても過言ではありません。

子どもの人生の土台を作ってあげられるのは、幼児期だけですから、この時期にたくさん褒めて、愛して、そして生きる力をつけてあげることが、未来の子どもの幸せにも繋がるんですね♪

今回の記事が少しでもみなさんのお役に立てば幸いです!

ではまた次の記事で!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました